本帖最后由 holynose 于 2009-6-8 15:08 编辑
俺の就職活動その後もろもろ(勤務編-研修(3))
ドアが開き、恐る恐ると入っていく俺、
中は倉庫みたいな広い場所であった。っていうか倉庫だった。
空きダンボールが無造作に散乱して、
荷物がいっぱいに積んであった台車もなんだかあった。
「こっち」と大きな声。
声に沿ってみてみると、そこには警備服を着てたおっさんが一人。
目の前にデスクがあって、リストブックが開いてあった。
「ここに記入しろ」おっさんが指でブックを指した。
近づいて見ると名前とか、入店時刻とか、手持ちのお金、かばんの中身が書いてあった。
「それが例の入店検査か」となぜか納得した俺。
今に考えるとそれって立派なプライベート侵害なのに、
当時の俺はそうと考えなかった。
丁寧に記入が終わり、事務所はどこかと聞くと、
8階だよ、エレベーターがあるよとおっさんが教えてくれた。
教わったとおりにエレベーターに乗り8階に行くと、
ラウンジがあって、大きい部屋(事務室)があった。
従業員が何人かパソコンに向かってなにかを見ていて、
真ん中の机のまわりに何人か大きな声で談笑していた。
勇気を振り絞って
「hollynoseと申します。本日研修のため参りました」
一瞬シンとなり、俺の方に何人かが顔を向いてきた。
けど、また俺がいないのように談笑なり、パソコンを見るなり始まった。
俺がどうすればいいか分からず、
アホのようにポツンと立って約2分。
その時エレベーターのドアが開き、一人のめがねおっさんが出てきた。
俺を見て一言。
「hollynose君だね」優しい口調だった、「私は店長の関口(仮名)だ」
「さ、入ってください。」
店長はまあまあだけど、ここの従業員ってなんなんだ。
やばいところにきてしまったなとうすうす後悔し始めた俺。
すぐに8時50分になり、
店の朝礼がはじまった、もちろん俺も参加した。
朝礼ってのは、ドラマによく出るような感じで、
挨拶用語を大声で言って、連絡事項を言って終了という流れだった。
簡単に俺のことを紹介してくれたが、別になにも起こらなかった。
そして、朝礼が終わると、
一人のポッチャリ女が俺に声をかけた。
「電気ブロックのチーフ荒沢(仮名)だ、よろしく」
あ・・そうだった、俺の研修先はたしか電気事業部だった。
「あ・・・よろしくお願いいたします。」
「では、業務内容を説明します・・・・」
生意気に大声でいろいろとめんどくさいことを教えてやがった。
エプロンをつけて接客しろよとか、遅刻するんじゃねえよとか・・・
「じゃ、いこうか」
言われたまま俺がポッチャリ女についていた、
案内されたのは3階、ほんとに電気店のような場所だった。
秋葉原に石丸電気とかヨドバシカメラがあると思うが、
あれの一フロアを圧縮して半分ぐらいの広さで、
品物の量は4分の5ぐらいの感じだった。
そして、またまためんどくさいことを教え始めた。
来たら電気を全部つけろうとか、品薄になったらすぐに補充しろうとか・・・
このくそ女がと心のなかで罵ってみた。
「あ、そうだ」女が
「なにがだよ!」と俺の心の中
「目玉商品のドライヤーが足りない、hollynose君、補充しよ」
俺が年上なのに、君付けか、てめぇ。
と今の俺だったらいえるんだけど、当時はなかなか言えない。
階段を上り7階の倉庫に行き、
台車でダンボール2個ほどつんで電気フローにもどった。
つみ始めてみたら、
「だめだめ、こんな風にすると高積みできないでしょう」
「こうするんだよ!」
怒れ風にポッチャリが言ってきやがった。
うぜぇと俺がまたまた心の中に罵った。
がしかし、「はい、わかりました」と答えた俺。
「そうですか、すごいですね」とほめてみた俺。
実を言うと、あまし変わらない。
ドライヤーを積んでる間に、
俺の「同僚」たちがやってきた。
生意気ボーイ3人ほど、俺を見て、
「なにこいつ」みたいな顔をしたが、ポッチャリの紹介を聞くと、
「なんだ新人か」みたいな顔に戻した。
一人が早速俺に、
「俺たちはいまからフロア掃除をするんだけど、
hollynoseくんも一緒にきて」
今の俺だったら「口の使い方に気をつけろうや、ぼけ!」と怒鳴るけど、
あのときの俺は「は・・はい」としかいえなかった。
フロア掃除が終わると、ポッチャリはどっかにいってしまった。
さぞいそがしかっただろう。
で、俺に最初に声をかけた若造がまた俺に声をかけた。
ポッチャリと同じことを教えてきやがった。
そして午前十時の開店時間となり、客がうようよ入ってきた。
レジにいろといわれた俺がただ立ってるだけ、
無表情に客の往来を見てる。
たまに「テレビはどこだ」、「洗濯機は」、「ビデオカメラは」と聞かれるけど、
もちろん一日目の俺は答えるはずがなく、
ぜんぶ若造に任せてやった。
俺のメインの仕事はレジ、あわててたけど何とかこなしたけど、
若造から一言「あわてなくていいよ、正確に」
っててめぇは何様だよ。
心で若造、ポッチャリをいじめてきた俺が、
一番厳しい仕事が待ち構えているとは知らなかった。
午後、客が若造となにかをしゃべっていた。
そして若造が俺に向かって、
「hollynoseくん、ちょっとこれからテレビを客に渡すけど、
倉庫にいって取って来い!40型のXXXだ」
「えっと、わたし一人っすか」
「そうだよ」と頷く若造、「あれでな」
パズルの板から出来たんじゃないと小さい台車を指で指した。
40型液晶テレビの重さは半端じゃねぇぞ・・・
これを俺一人が持てってか・・・
(またまた続く) |