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楼主: 衫原
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[育儿成长] [推荐]3兄弟の上海幼稚園留学記!更新全12回---终 

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发表于 2005-10-20 18:07:00 | 显示全部楼层
看照片,国内幼儿园给小朋友还是穿的挺多的,日本则提倡薄着,

我经历的两所幼儿园,一年四季都是裙子的制服,从中班开始冬

天到幼儿园后,还要让小朋友用干布磨擦。
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发表于 2005-10-20 20:07:00 | 显示全部楼层
すばらしい母親ですね
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 楼主| 发表于 2005-10-28 20:46:00 | 显示全部楼层

第4回 かっちゃんとお手伝いの劉おばさん

ゆうくん、えっちゃんは相変わらず泣きながらも、毎日幼稚園にとりあえず元気に通っています。
えっちゃんは泣いているせいでお腹がすくのか、私の心配をよそに、食欲は他の子以上にあるらしい。さすがわが子!なんとたくましいこと!いくら泣いていても食欲さえあれば何にも心配することはありません。
 お兄ちゃんお姉ちゃんが幼稚園に行っている間、末っ子のかっちゃんは何をしているかというと、これまた結構忙しいんです。朝はお兄ちゃんお姉ちゃんと共に起き、ママがゆうくん、えっちゃんを幼稚園に送っていく少しの間、かっちゃんはお手伝いの劉おばさんとお留守番です。はじめはママに置いて行かれる、というので2歳のかっちゃんにとっては一大事です。ゆうくんえっちゃんは幼稚園に行きたくないと泣くし、かっちゃんは幼稚園に連れてってと泣く。泣き叫ぶかっちゃんを無理やり劉おばさんに預けて逃げるように家を出て行きます。劉おばさんは言葉の通じない2歳の子をどうやってなだめたらよいのやら、おんぶしてみたり、お菓子を上げたりといろいろ知恵を絞ってかっちゃんと格闘します。2人の子を育てた経験のある劉おばさん、かっちゃんと仲良くなるにはそう時間はかかりませんでした。お手伝い好きのかっちゃん、今では2人仲良く、部屋のお掃除をしながら私の帰りを待っていてくれています。そして私が幼稚園から帰ってくるとかっちゃんと2人朝ごはんです。それから、ママのお供で近所のスーパーにお買い物に行ったり、たまには地下鉄やバスに乗ってママの上海探検に付き合ったりします。特に用事の無い時は公園で、お友達と遊んでいます。ここでは2歳から幼稚園に通っている子がほとんどなので、午前中公園に遊びに来ているのはまだ歩けない赤ちゃんか、1歳ぐらいの小さい子ばかりです。家ではいちばん小さいかっちゃんも、午前中の公園ではいちばんお姉さんです。中国の人たちの昼ごはんは早く11時ごろになると公園には誰もいなくなってしまいます。そうすると、かっちゃんは公園を貸しきり状態で1人自由に遊んでいます。12時ごろになるとそろそろ私たちもお腹がすいてくる時間で、家に帰り昼ごはんです。食事の後少し遊んで、お昼寝タイム。日本ではお兄ちゃんお姉ちゃんにならってお昼寝なんかしなかったかっちゃんもここでは中国の習慣に合わせてたっぷり2時間のお昼寝です。私も一緒に一休み。起きたらもうすぐゆうくんえっちゃんのお迎え時間です。朝とは違い、かっちゃんもママと一緒にお兄ちゃんお姉ちゃんを迎えに行きます。そして今度はゆうくんえっちゃんたちとまたまた公園に出かけていき、日が暮れるまで真っ黒になって遊ぶ、といったスケジュールです。
 
いくら大変でも、外出はできる限りかっちゃんを連れて行くようにはしていますが、どうしても子供を連れて行けない場合は劉おばさんとお留守番です。私の留守中2人はどうやって過ごしているのかというと、劉おばさんの自転車の後ろに乗せられ、散歩したり、買い物に行ったり、近くに住む劉おばさんの息子の職場に遊びに行ったりしているということです。3兄妹の中では劉おばさんといちばんの仲良しです。お陰で子供たちの中国語が安徽訛りの普通語になってますが・・・。劉おばさんはとても性格がよく、いつも笑顔で、子供が泣いて、言うことを聞かなかったり、私が劉さんに様々な要求をしても、いやな顔一つ見せたことがありません。それにとっても力持ち。今では上海で暮らす私たちに無くてはならない存在になりました。劉おばさんはご主人を1人故郷に残し、安徽省の田舎から3年前に出稼にやってきました。おばさんといってもまだまだ若い43歳。
よ~く見るとなかなかの美人です。子供のころ家が貧しくて学校に行けなかったので、字の読み書きはできませんが、一生懸命努力して我が家の家計簿もつけてくれています。それに育児に悩む私のよきアドバイザーでもあります。
上海にやってきた理由は、上海で働く20歳、17歳、2人の子供の面倒を見るためです。田舎には夫婦2人で野菜を売って苦労してやっと買った150平米の立派なマンションもあるそうです。
しかし一見幸せそうな劉おばさんにも、最近深刻な悩みがあります。悩みの原因は、故郷に1人暮らすご主人のダブル不倫問題です。相手の女性はご主人より10歳若い38歳。2人は野菜を売っている時に知り合い、6年も前から関係が続いていて、帰省中に相手の女性が朝帰りをするところを目撃した娘が涙ながらに劉おばさんに教えてくれたそうです。知らなかったのは劉おばさんと子供たちだけ、周りの人はみんな知っていて黙っていたそうです。劉おばさんが一生懸命上海で働いている間、留守宅に同居していたということ。2人の子もこのことを知り、母親の劉おばさんに離婚を勧めているそうですが、劉おばさんはこの年でいまさら離婚も世間体があるし、慰謝料の件も折り合いがつかないし、更には子供の結婚にも悪影響を及ぼすので我慢するしかないと言っています。最近劉おばさんは毎日のように私にご主人の愚痴をこぼしていますが、この問題何とか良い方向にいくように祈るばかりです。
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发表于 2005-10-28 23:10:00 | 显示全部楼层
やさしいね。
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 楼主| 发表于 2006-1-3 14:11:00 | 显示全部楼层
上海のローカル幼稚園に留学して約半年。この間にいろいろな幼稚園の行事がありました。
 中国は9月が新学期。始まってすぐ行われるのは保護者会です。初めての保護者会、「中国の幼稚園の保護者会ってどんなんだろう、先生の話が聞き取れるかな・・・」私は不安で、朝からドキドキです。椅子が丸く並べられた部屋に入ると、知らない顔ばっかり。その上私は、かっちゃんを連れての参加です。一人っ子の中国では下の子を連れての参加は私だけ。みんなの視線が気になります。保護者会が始まるとさっそく担任の先生から紹介され、私も何か言わないとと思い、下手な中国語で「大家好(みなさんこんにちは)」と挨拶しました。それから、前学年の総括みたいなものがあり、今後の教育方針や、質問会などがありました。最後にアンケートを記入して無事初めての保護者会修了。大体の内容はわかったもののちゃんと聞き取れたのは半分ぐらいでしょうか、この日は、子供のためにも中国語をもっと勉強しなきゃと本当に反省させられました。
 10月は中国も秋の遠足シーズン。日ごろ仕事をしているお母さんもこの日は「自然と触れ合う親子旅行」ということで都合をつけて遠足に参加します。ここでもまたまた下の子かっちゃんをどうするか。面倒見る人がいないのでかっちゃんを遠足に連れていっても良いかと先生に相談すると、一人っ子の中国では下の子を・・・というケースが今まで無かったので担任の先生も答えに困ってしまい、最後は園長先生の判断ということで3日間も返事を待たされました。結局連れて行けないことになり、この日かっちゃんはお留守番。お手伝いさんと一緒に、泣きながらママを幼稚園まで捜しに行ったりしたそうです。一方ゆうくんえっちゃんはというと、今日は一日中ママと一緒と知って上機嫌です。行き先は上海の郊外、海の近くにある「玉穂緑苑」。参加費は子供無料。大人は80元です。朝教室に集合し昼のお弁当が配られます。それから4台の大型バスに各クラス別れて乗り込み、出発です。バスの中では子供たち1人1人がマイクを握り得意な歌や、詩などを披露したり、先生の質問に答えたり、お菓子を食べたりと楽しく目的地に向かいます。そこでは船や馬車に乗ったり、枝豆狩りをしたり、ヤギや鶏などに餌をやったり、凧揚げをしたり。普段教室での活動が多い子供たちはおおはしゃぎです。最後は各自お土産にそこで採れたサトウキビをもらい帰途に着きました。この日は上海幼稚園留学の思い出に残る楽しい一日でした。
 

 
 その他、1学期間に2度の半日授業参観日があります。朝の体操から始まり、英語、体育、美術の授業見学昼食の様子も見学します。先生方もみんなお揃いの制服に着替え、子供たちもママが見ているので一生懸命がんばります。1回目の参観日には何をするにも傍観者だったゆうくんえっちゃんも、2回目の参観日は見違えるほど。生き生きととても楽しそうにお友達と一緒に活動する姿を見て胸が熱くなりました。新年には「新年学芸会」が近くの小学校の体育館を借りて行われました。子供たちもこれに向けて1ヶ月前から出し物の練習です。ゆうくんえっちゃんのクラスは、カメラのフィルム、ペットボトル、ダンボールなどを利用してみんなで作った衣装でファッションショー。英語の劇や、創作劇、中国語版ちび丸子ちゃんの歌に合わせてのダンス、先生方のダンスや職員の出し物もあります。この日お父さんお母さんは我が子の晴れ舞台をビデオに納めるべく、争って場所取りをします。選択授業でピアノのクラスをとっている子はピアノ発表会もあります。インドネシア沖地震が起こったときは、園児みんなで募金もしました。クリスマスにはランチビュッフェ、アメリカ人の先生がサンタクロースになってみんなにキャンディーを配ってくれたり、イースターの卵探しなどのイベントもあります。そしてバースデーパーティー。ゆうくんえっちゃんも5歳4歳の中国で迎える初めてのお誕生日。ここでは日本とは反対に誕生日の人がみんなにプレゼントをします。ママが用意したお友達へのプレゼントやケーキを囲み、この日ばかりは主役になってたくさんのクラスのお友達に祝ってもらい、ゆうくんえっちゃんは照れながらもとても嬉しそうでした。


 さらに中国で毎年4月5日は清明節(お彼岸にあたる)です。この日は愛国教育のため龍華寺に隣接する「烈士記念陵」へ参拝に行き、園児たちが自分達で作った花を献花しました。そして優秀な子が選ばれるというクラスの代表3人に、ゆうくんえっちゃんが選ばれ、前に出て、烈士陵に向かい礼をしました。
 天気がいい日には、近くの公園に出かけていって、散策したり、写生したり、年長クラスになると浦東の方まで足を伸ばしたりします。これは年間を通してですが、よそのお家を訪問する際のマナーを学ぶという目的で月に一回ぐらい「串門子」といって、放課後に先生と共に10人ぐらいずつで1人のクラスのお友達の家にお邪魔するという活動もあります。その他、先生の話では運動会なんかも予定しているそうです。
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 楼主| 发表于 2006-1-3 14:13:00 | 显示全部楼层

第6回 お母さんたちの1日

日本では女性は結婚後退職し家庭に入るというケースが多いのですが、ちょっと前までは中国では女性も結婚、出産後、仕事を続けるのは当たり前でした。しかし最近では、日本同様、「専業主婦」というお母さんも増えています。専業主婦といっても、一人っ子の上、子供を2歳から幼稚園に通わせる家庭も多いので、1日に子供に接している時間も少ないし、幼稚園は幼稚園で日本のようにお弁当はいらないし、親が参加する行事もほとんどない。子守はおじいちゃんおばあちゃんに任せたり、更にはお手伝いさんも雇い、煩わしい家事はしなくてもいい、私からすると中国の専業主婦はとても楽チンに思えます。私にとって、日本での専業主婦生活と比べると、上海ではどれだけ負担が少ないか。この楽な生活に慣れてしまうと日本に帰ってからが本当に恐ろしい限りです。そして日本での家事、育児の負担がどれだけのストレスになっていたか上海に来て初めてわかりました。更に何もかも1人でこなしている日本のお母さんって本当に偉い!と、日本を離れて感じました。私も上海に来て家事に費やす時間が減ったので、心に余裕が出てきて、その分ゆとりを持って、子供と遊んであげられるようになりました。
 
 
  仕事を持っているお母さんも大勢いますが、専業主婦のお母さんたちは子供が幼稚園に行っている間どのように過ごしているかというと、週に何回かマンション内にあるスポーツクラブで行われるバドミントンやテニス、ヨガのサークルがあり、それに参加して汗を流し、ストレスを解消したり、エステサロンに通ったり、自動車教習所に通って免許取得にがんばっている人もいます。買い物好きで毎日街にショッピングに出かけているという人もいれば、習い事をしている人もいます。今、中国も韓流ブームで、中国人ママの中にも、韓国ドラマにはまってる人がいます。ビデオ屋さんで、韓国ドラマのDVDをレンタルし、昼間、涙を流しながらドラマを鑑賞しているという人もいました。
ある時は料理の得意なお母さんが講師になって、みんなで料理教室なんかも開き、最後に作った料理をあーだこうだと批評しながら、試食したりもします。お互い家によんだりおよばれしたり、お茶のみもします。そしてなんといっても女性は世界共通(?)やっぱりおしゃべりが大好きです。私もよく中国のお母さんたちに混ざって井戸端会議に参加します。井戸端会議といってもバカにできません。この井戸端会議からいろいろな情報を得ることができます。女性の関心事は日中共通で、美容、ファッション、子供の教育、食べることetc…。いついつどこそこに新しいスーパーがオープンするとか、あのレストランは安くておいしいとか、お手伝いさんの給料はいくらだとか、子供服はなになに路のどこそこが安くてセンスがいいとか、嫁姑問題、幼稚園について、子供の教育について、日中教育方法の違い、お肌のお手入れ方法、ダイエット方法などなど、中国のお母さんたちとの交流は、中国語の勉強にもなるし、中国のいろいろなことを知ることもできるし、わからないことがあったら教えてもらったりと私の上海生活でのひとつの楽しみでもあります。
 

中国のお母さんの中には、子供の面倒をおじいちゃんやおばあちゃんに任せ、旅行したり、外国へ留学するという人もいます。小さい子を置いて、長期間、家を留守にするということは私には考えられませんが、こんな思い切ったことができたらどんなにいいだろうな、と羨ましく思います。結婚して家庭を持っても、自分のやりたいことはやる中国人の女性は本当にすごい!そしてそういう奥さんに何の文句も言わない旦那さんも立派です。そこが中国人と日本人の価値観の違いかもしれません。
そして夕方、子供を幼稚園に迎えに行き、家に帰ると、お母さんはますます忙しくなります。子供にピアノの練習をさせたり、漢字を書かせたり、計算練習をさせたりと、教育ママに変身するのでした。
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 楼主| 发表于 2006-1-3 14:14:00 | 显示全部楼层

第7回 一人っ子の国の3兄妹

一人っ子政策の国、中国では日本では何でもないようなことが、3人の子がいるという事で不便なこともしばしばあります。それというのもここでは社会の仕組みが一人っ子を前提にできているからです。ある日公共バスに3人の子を連れ乗ったところ、運転手さんにこんなことを言われ困ったことがあります。運転手さんは「1人の大人につき1人の子」が決まりだというのです。そんなこと言われたってこの3人の子は皆私の子、子供達の保護者は私一人しかいないのですからどうにもなりません。3人分お金を払うからといっても、今度は「運賃の問題じゃない、子供1人で座らせては危ない」などと言ってらちがあきません。私はどうしても納得できずに抗議。次第に言い合いも激しさを増しバスの乗客全員を巻き込んでの討論となってしまいましたが、最後には運転手も仕方なく私たち4人を乗せバスを走らせました。こんな激しい言い合いをした後でも中国人のいいところは、降りる時は「気をつけて!さようなら」と何もなかったようにさっぱりしているところです。
 
以前マンション内の運動会に参加した時、やはりここでも大人1人に1人の子供の参加しか認められなかったのです。日本にならある幼稚園の入学金等の兄弟割引もここでは存在しないのです。子供を庭で遊ばせていると、1軒に3人も小さい子供がいるのが珍しいのか「みんなあなたの子?」と通りすがりの人によく声をかけられます。フェンス越しに子供たちが遊ぶ様子を珍しそうに見学している人もいます。まるで動物園のパンダちゃん。タクシーを降りる時にも次から次に小さな子が出てくるので見ている人は、目を丸くしています。外に出て周りを見ると、1人の子供を大勢の大人が囲んで歩いています。しかし私の場合は1人の大人を大勢の子が囲んでいます。会う人会う人が驚き「3人の子!!」と言われるので、言葉がわからない3兄妹のはじめて覚えた中国語は「3个小孩子(3人の子供)」でした。近所の人は名前は知らなくても「3人の子のお母さん」と言えば私のことです。更にここ中国では私にはどうしても納得できないルールに数多く出会います。


  この出来事もそのひとつ、ある友人が3歳、1歳の2人の男の子を連れ家族4人で、上海にある健康ランドに行ったときのこと。子供たちはお母さんと入りたいというので、お父さんは1人男風呂へ。女風呂で受付をすると、3歳の男の子は女風呂には入れない、というのです。理由は「3歳はもう立派な男だから」。この不可解な理由に友人もどうしても納得できず、言い合いになりましたが、受付の人は断固としてNOと言い続けます。最終的には友人が折れ、係りの人が男風呂に消えていったお父さんを探すこと10分、お父さんとして連れてこられたのは裸のままの全く見ず知らずの人。その人にとったら全くの迷惑な話ですが、こんなことぐらいで中国の人は怒りません。その後なんとかお父さんを探し出し3歳の子はしぶしぶお父さんと男風呂に入ったそうです。
 

   一人っ子政策といっても最近は中国のお母さんたちとの話題に「二人目をどうするか」というのがよく出てきます。実際お子さんが2人いる家庭もよく見かけますし、3人目出産という中国のお母さんもいます。上の子が成人してまた更にもう1人というお母さんもいます。ゆうくんえっちゃんかっちゃんの3兄妹を見て、妹が欲しいと毎日お母さんにおねだりするお友達もいました。反対にゆうくんえっちゃんかっちゃんにとってみればこんなに年の近い3人の子が集まれば毎日が弱肉強食の世界です。きっと一人っ子が羨ましいに違いありませんが・・・。実際に一人っ子は「小皇帝」という言葉があるほど、大切に大切に育てられています。そういった背景を反映してか、最近売り出されたマンションの広告に登場する家庭の設定は子供が2人いる4人家族。(一応一人っ子政策の手前、子供2人といっても双子ですが。)母ぐらいの年代の人は私が3人の子を連れているのを見かけると必ずといって良いほどけげんそうな顔で「3人も子供を産んで・・・、罰金払ったの?」と尋ねてきます。同年代の人は「やっぱり1人じゃかわいそうだわ、もう一人産もうかしら」などと言います。どうせもう一人産むなら産み分けをしようと、産み分けできる漢方薬があるという台湾人のお母さんの話にみな真剣に耳を傾けたりします。最近中国では、経済的に余裕があり、望めば2人でも3人でもO.Kといったところでしょうか。農村では2人以上が当たり前、さらに男児が誕生するまで産み続けるので、上の子は子供が欲しい人にあげてしまうそうです。といっても一人っ子政策の国、農村での10年以上も前の話ですが、ある人は2人目妊娠がわかると村の家族計画委員会の人に人工流産するように言われ同意しないので、窓ガラスを割られるなどの嫌がらせを受けたそうです。そして身を隠し二人目を出産し、子供が5ヶ月になったある日、家族計画委員会の数人が突然家にやってきて、2人の幼子と共に病院へ連れて行かれ強制的に避妊手術を受けさせられたそうです。以前農村では2人目を出産した女性は強制的に避妊手術を受ける決まりになっていたそうです。そんなショッキングなことがあってから3年後避妊手術をしたはずがなぜかまた妊娠。あの時の手術はミスで、こういったケースは珍しくないということ、2人目の子の戸籍は当時2000元で買ったということでした。最近でも内陸の都市で、ある人はどうしても男の子が欲しいので2人目を隠れて出産しましたが、結局は会社を解雇され多額の罰金を払わされたと聞きました。
日本ではさほど珍しくない我が家の3兄妹、ここ一人っ子の国、中国では希少な存在になっています。
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 楼主| 发表于 2006-1-3 14:15:00 | 显示全部楼层

第8回  上海を楽しもう

子供たちのこの上海留学で常々私が考えていることがあります。パパとも離れ、ここ中国で慣れない生活の中、子供たちなりに見えないストレスも多々あることでしょう。その健気な3兄妹がどうすれば上海留学を愉快に過ごせるかです。平日は朝8時から夕方4時半まで、一日のほとんどを幼稚園で過ごしますが、中国のローカル幼稚園は一般的に室内の活動が多いので、遊び大好きゆうくんえっちゃんは幼稚園の後でもパワーが有り余っています。幼稚園から帰りカバンを置くと3兄妹は急いで近くの公園へ出かけて行き、お友達と一緒に暗くなるまで思いっきり泥んこになって遊びます。週末も朝起きたとたん「公園!公園!」と騒ぎ始めます。パパが不在の我が家は、この上海では私一人で3人の子を連れ外出するのは容易なことではありません。そんな私たちにとっての「公園」はこの上海幼稚園留学の重要な役割をしてくれています。
 
   子供たちは遊びの天才、何も特別なところに連れて行かなくとも3兄妹は大いに楽しんではいますが、私としては留学の限られた時間にたくさんの思い出を作ってやりたいと、週末が近づくと3兄妹と出かける計画を練ります。一週間の中でゆうくんえっちゃんかっちゃんがいちばん待ちどおしいのは金曜日です。金曜日1日がんばれば、あとは楽しい週末が待っているのを知っているからです。「早くしなさい!早くしなさい!」と時間に追われながら過ごすウィークデーですが、週末ばかりは時間から開放されママにもうるさく言われません。1人で3人の子を育てるのは、時間的にも精神的にも余裕のないことが多く、つい小言が多くなりがちですが、週末は、一週間幼稚園でがんばったゆうくんえっちゃんを労い、子供たちに安らぎを与えられるよう、できる限り子供の時間に合わせ、私も余裕を持って子供たちに接し、なるべく怒らないように愉快に気持ちよく笑って過ごそうと心がけています。週末は何をしようかと考えると私も心がウキウキします。金曜の夜の恒例はスーパーの送迎バスに乗り3兄妹の大好きなファストフード店へ行き夕食をとり、プレイルームで閉店まで遊ぶことです。
 

 
    時には夕食が終わるとみんなでアイスクリームを食べながら時間も忘れてのんびりと散歩に出かけたりもします。土・日の天気のいい日には、ママが作ったお弁当と水筒をそれぞれカバンに詰め込み遊び道具を持って、ピクニック気分でマンション内の公園に行き大空の下で昼ごはんを食べ、写生をしたり、ザリガニ釣りをしたり、池の中の生物を観察したり。お友達のお家へ遊びに行ったりして過ごすこともあります。それでもたまには少し遠出することもあります。いちばんの遠出は旅行汽車に乗り杭州の友人を訪ねたことです。友人の紹介で西湖のほとりにある龍井茶農家に3泊4日のホームステイをさせてもらったのがよっぽど楽しかったのか、すっかり杭州が気に入った3兄妹は、何かある度に杭州の友人に会いたがります。上海に来て以来杭州に行くことすでに3回、今では3兄妹は美しい杭州が大好きです。そしてなんといっても3兄妹のお気に入りは「上海野生動物園」です。「どこへ行きたい?」と聞くと必ずと言っていいほど答えは毎回「バスに乗ってライオンやトラを見るとこ」です。動物のショーもなかなかで、ライオンやトラ、にしき蛇などと記念撮影もできます。ここは子供たちだけでなく私も大好きで、大人も十分楽しめます。上海体育館から旅行バスに乗り2時間あまり。考えると3ヶ月に一度の割合で行っていることになります。お客さんが一羽50元で購入した生きた鶏をバスの外にぶら下げ、サファリパークにいるライオンやトラ、熊に食べさせるという中国式のやり方には初め大変驚かされました。お友達を誘って近くにある体育公園に行き、自転車に乗ったり、ボートに乗ったり、凧揚げをすることもあります。

    最近は暑くもなってきたので近くの駅からバスに乗り約1時間半、水遊び大好き3兄妹は上海郊外の杭州湾へも行ってきました。裸足になりカニを取ったり、魚を取ったり、砂浜で砂のお城を作りました。楽しくって仕方のないゆうくんは「また明日も来るう~」と何度も言いながらやっと帰ってきました。6月1日の児童節には長風公園で開かれていた「ディズニー・ランタン・フェスティバル」も見にいきました。私はねぶた祭りを想像してしまいましたが、ディズニー大好き3兄妹はミッキー、ミニー、プーさんに白雪姫にライオンキングと、もうそれはそれは大はしゃぎでした。クラスのお友達に誘われ錦江遊園地へ連れて行ってもらったこともあります。お化け屋敷にジェットコースター、観覧車、メリーゴーランドなど、その中でも子供たちのいちばんのお気に入りはディズニーランドの「イッツ・ア・スモール・ワールド」のようなアトラクションで、ガリバー旅行記やアラジンと魔法のランプ、孫悟空など子供におなじみの世界の名作に登場する人形がみんなを迎えてくれます。ゆうくんえっちゃんがローラーブレードに凝った時は大手スポーツ用品店が無料で土日開催しているローラーブレード教室にも参加しました。暑い中2時間インストラクターのお兄さんお姉さんと共に楽しく滑る練習をしました。中国点心が大好物の3兄妹は七宝老街へお気に入りの小龍包を食べに行ったりもします。ディズニー好きの子供たちが、今から心待ちにしている夏休みのイベントは何と言っても上海大舞台で行われる「ディズニー・オン・アイス」です。私も地下鉄のテレビコマーシャルを見るたび、子供たちの喜ぶ顔が浮かび、今から楽しみです。
ゆうくんえっちゃんかっちゃんが喜べば、とあれこれやっていますが、いちばん楽しんでいるのは実は私なのかもしれません。
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 楼主| 发表于 2006-1-3 14:16:00 | 显示全部楼层

第9回  上海 のトイレ事情

もうすぐ3歳のお誕生日を迎えるかっちゃんは只今トイレトレーニング中です。
中国の子供たちはたいていの子が、生まれてからずっとオムツをせずに、股割れズボンをはかされています。冬などはお尻丸出しで、股割れズボンを5枚も6枚も重ね履きさせられています。風邪を引かないようにと厚着させられているのでしょうが、私から見ると股が開いていてはきっとスースーして寒いだろうにと思ってしまいます。最近の若いお母さんたちの中には、股割れズボンは文明的じゃないと言う人もいますが、まだまだこのやり方は中国の主流で、伝統的な子育ての方法です。そのためか、まだ歩けない子でもちゃんとおしっこができるようになるのです。よって日本のようにお母さんが子供のトイレトレーニングで悩み、苦労するということはありません。日本でオムツはずしは、3歳になる前にタイミングを見てとか幼稚園に入るまでになどが目安ですが、ここ中国では、かっちゃんのような大きな子(まだ2歳ですが・・・)が外出先でオムツ替えをしていると周りの人がみんな不思議そうに私たちのことを覗くのです。きっと2歳の子がオムツをしているなんて考えられないのでしょう。確かにスーパーのオムツ売り場には日本でお馴染みのパンパースやマミーポコなどのメーカーのものは売っていますが、みな脇をテープで止めるタイプのもの。パンツタイプの物を探すのは一苦労です。唯一近所のローカルスーパーで手に入るのがパンパースのパンツタイプ(22枚入り50元ぐらい)。「おはよう」「おやすみなさい」など、なぜか日本語が書いてありますが、これも需要が少ないせいか品切れ状態のままで、今では少し遠くまで行かないと手に入らなくなってしまいました。それも近所でこのパンツタイプを購入しているのは私だけのようです。
 
   

 
 子供と外出する時、一番心配なのはトイレのことです。さらに我が家は3人です。3人がかわるがわるトイレ!と言うのですから本当に苦労します。その上、上海ではファストフード店、レストラン、駅、スーパー、公園等トイレは一応あるものの必ずと言っていいほど何箇所かが故障していたり、汚すぎて使えなかったりと、満員の上にさらに人が何人も並んで順番を待っているのです。並んでいると言うより早い者勝ちです。慣れない私は並んでも並んでも順番が回ってこないということを何度も経験しました。大人は我慢できますが、子供はそうはいきません。おしっこ!といったらすぐにトイレに行かないと間に合いません。トイレはあっても洋式の便座は必ずといっていいほど汚れていて座れないので、私は仕方なく毎回子供を抱えて用を足させています。驚いたことによくスーパーのゴミ箱にさせていたり、買い物中にビニール袋を取り出しそこにさせていたり、汽車や地下鉄の中でさせてしまっている親も度々見かけますが、これは昔からの習慣というか、このトイレ事情の悪さからかすれば仕方がないのかもしれません。

 ドアがない溝式のトイレは汽車の駅や上海の郊外の施設などで未だに健在ですが、15年前私が始めて上海旅行に来たときからすればだいぶよくなっています。初めて中国に来て、初めて入った豫園のトイレは未だに忘れられません。今では中国のトイレをみてもめったに驚かなくなった私ですが、これを見たとたん今すぐに日本に帰ると泣きそうになったことが懐かしいです。最近上海の地下鉄の駅やホーム、街中でよく目にするのは、自動式のトイレです。これは1元硬貨を入れるとドアが開きトイレが使用できるというものです。さらに2階建ての公衆トイレなどもあります。たまにトイレの中にソファーや化粧ルームのようなのもがあるときもあります。しかし少しこぎれいな公衆トイレはお金がかかります。入り口に座っている係員に使用料(1回3角~1元)を払い硬いごわごわの紙をもらってトイレに入ります。私からすればこんな汚いトイレにお金まで払って入るのは何か解せませんが中国にいる限りあきらめるしかありません。幼稚園のトイレも当初はしゃがむタイプでしたが、今は改造され子供用のかわいい洋式便座が並んでいます。しかしトイレの仕切りはなく、ゆうくんえっちゃんが言うには、お友達同士仲良くおしゃべりしながらトイレをするということです。えっちゃんは家に帰ってくると「今日はAちゃんと一緒にウンチしたよ。Bくんもうんちしてたよ」などと必ず報告してくれます。
 日本では学校でウンチすることは恥ずかしいこと、と思っている子供が多いと新聞で読んだことがありますが、この中国式オープントイレではそういった悩みはなさそうです。
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 楼主| 发表于 2006-1-3 14:17:00 | 显示全部楼层

第10回  食べるの大好き!

外国での生活で何と言っても心配なのは食べ物です。上海の幼稚園へ留学する時、私たちの荷物はスーツケース3つ。そのうちのひとつは全部が日本の食料品でした。スーツケースいっぱいの日本の食品。子供たちが大好きなふりかけにマヨネーズ、カレーやシチューのルー、漬物に乾燥わかめ、インスタント味噌汁などなど。
しかし上海に来て後悔しました。上海のローカルスーパーでもこういった食品は簡単に手に入るのです。日本からの輸入品もありますが、現地生産の国内向けのものもあります。輸入物は勿論日本で買うより割高ですが、国内向けはローカル価格です。キューピーマヨネーズに味の素の本だし、コーンカップスープ、ハウスのカレールー、ふりかけにたくあん。ローソンやファミリーマートなどのコンビニでは中身は日本のものとは多少違いますが、おにぎりやのり巻きおでんなんかも売っています。スーパーに行けば日本でお馴染みのお菓子もたくさんあります。パッケージはすべて漢字になっていますが、食べっこ動物、コアラのマーチ、プリッツ、ポッキー、ベビースターラーメン、かっぱえびせんなどなど。日本の駄菓子だって大手のスーパーや日系のコンビニなどで売られています。こちらには最近数多くの日本のものが入ってきていて本当にビックリさせられます。スーパーではよくパッケージにひらがなやカタカナが書かれているものもよく目にしますが、この日本語がまたまたユニークで日本人が読んでもわからないものがかなりあるのです。
 
   

(たこやき)
  これらは中国人向けなので中には日本のものとは微妙に味が違っているものもありますが、以前とは比べ物にならないくらい上海の生活は便利になってきています。今ではめったにお腹をこわす事はありませんが、上海に来て1週間ほど過ぎたころ私はひどい下痢になり、それが約2週間ぐらい続きましたが、幸いにも3兄妹は無事でした。脂っこい中華料理にゆうくんえっちゃんが幼稚園の食事に慣れるかどうか心配でしたが、そんな心配も必要ありませんでした。子供というものは本当に適応力があるものです。ゆうくんえっちゃんの通っている幼稚園では一日4回「食べる時間」があります。朝ごはん、10時の牛乳、昼ごはん、おやつです。ある日の一日のメニューは朝ごはんに豆乳と肉まん、10時に牛乳、お昼ご飯に蒸し白身魚、トマトと卵の炒め物、ほうれん草と大根のスープ、ご飯に棗、3時のおやつにミニピザ、ゆでた鶉の卵、メロンといった感じです。家では遊びながら食事をして毎回ママに叱られている3兄妹も幼稚園では他のお友達と一緒にきちんと食事しているようです。 

中国では果物がとても豊富でさらに値段も安いので、山のように買ってきた果物も果物大好き3兄妹にかかると一日で大半をたいらげてしまいます。私も今まで見たことも食べたこともない果物を見ると味見してみたくなり買ってしまいます。日本ではほとんど選ぶことなくきれいにパックされた野菜や果物を買っていましたが、中国では売られている商品が必ずしもいいものとは限りません。買い物に行くと皆真剣になって品定めをしている姿を見かけますが、私も初めて買う果物はどういうものがいいのか判らないので、おいしい果物選びのポイントを係りの人や近くの人に聞くことにしています。中国の人は本当に食べるのが大好きです。朝の満員電車の中でも人波にもまれながら肉まんや粽を食べ、豆乳を飲んでいる若い女性を目にしますが、スリムな体からは想像できないほど、朝から晩まで、男性も女性も、子供からお年寄りまで皆よく食べます。

(中国のコンビニのおでん)
あるとき夕方5時半ごろスーパーのレジに並んでいると、私の番が来たときレジのおじさんに突然、「晩御飯の時間だから俺は帰るので隣のレジに並べ」と言われ、さっさとレジを閉められてしまいあきれてしまったことがあります。商店で買い物をしていても11時半ごろから昼時になるとお客さんそっちのけで食事をしている店員をよく見かけますが、さすが食の国、中国、何よりも食べることが一番大事なのです。「小吃」(シャオチー)と呼ばれるものも数多くあり、街のところどころで売られています。私も街を歩いていると、好奇心からついつい買って食べてしまいます。上海に来たころ、そんなことばかりをしていたら2ヶ月で4キロも太ってしまい減量するのに一苦労でした。シシカバブー、いかのゲソ焼きに揚げ大根もち、中華風クレープ、臭豆腐、子供が喜びそうな、果物の飴がけ、ホットケーキ、綿菓子やたこ焼きなんかもあります。上海でも所によって売られているものが違うので、外出の際には、どんな小吃に出会えるかもひとつの楽しみです。今はザリガニが旬なので、最近は街のレストランでザリガニを食べている人をよく見かけます。子供のころ田んぼによくザリガニを釣りに行った記憶がありますが、まさかそれを食べるとは思いもよりませんでした。初め友人に勧められた時は躊躇してしまいましたが、これが食べてみるとピリ辛の味付けでなかなかいけるので、ついついビールがすすんでしまいます。昼ごはんにはなぜか麺が食べたくなります。中国は麺類も種類が豊富ですが、日本人がこだわる「麺のこし」や「スープ」は中国の人にとってはそんなに重要なことではないようです。しかしながら、やっぱり私はそこにこだわりたいのです。上海に来てから、今までに食べた麺の中で私のお気に入りは、新疆のトマト味の焼きそば、雲南の汁ビーフン(過橋米線)、鎮江の手打ちラーメン(小刀面)、四川のトッピング式激辛麺(麻辛湯)の4つです。夏は勿論日本の味、冷やし中華も食べたくなりますが、この四川の唐辛子の辛さと山椒のしびれる辛さが混ざった激辛スープ麺を汗をかきながら食べるのも暑い夏にはなかなかいいものです。
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