7.短期大学
短期大学の修業年限は通常2年ですが、医療技術・看護のように3年のものもあります。
大学が学術的な原理や理論の研究や教育が中心であるのに対して、短期大学は社会に出て直接実地に役立つ技能を身につけさせる教育に重点をおいています。短期大学のうち、約44%が女子短期大学であり、また、人文系、
家政系、教育系及び社会系の学科が過半数を占めています。
1.入学資格
① 外国において12年間の学校教育(中等教育を修了している要件を含む)を修了している者。
② 中等教育機関を10年または11年で卒業した場合、「準備教育課程」として指定された機関を修了した学生で、18歳に達した者(6ページ参照)。
③ 日本の大学入学資格検定試験に相当する各国の認定試験(大韓民国の高等学校卒業学力検定考試等)の合格者。
④ 国際バカロレア資格またはドイツのアビトゥア資格を有する者で18歳に達した者。
2.出願
出願に必要な書類は、各短期大学によって異なりますが、一般的には次の通りです。
① 入学願書(大学所定のもの) ⑥ 健康診断書
② 履歴書⑦ 写真
③ 高校の卒業(見込み)証明書⑧ 外国人登録済証明書(国内在住の場合)
④ 高校の成績証明書(⑨ 保証人関係書類)
⑤ 出身高校の校長・教諭の推薦状
3.入学試験
短期大学に入学するためには、それぞれの学校が実施する入学試験に合格しなければなりません。
また、日本留学試験の結果を合否の判定基準に利用する場合もあります(8ページ参照)。
詳細については、各短期大学によって異なりますので、『私費外国人留学生のための大学入学案内』(25ページ参照)を参照するか、志望短期大学に照会してください。
4.英語による学位コース
短期大学では、英語で授業を受けられるコースはありません。
5.卒業・修了要件
卒業するためには、修業年限が2年の短期大学の場合、2年間以上在学し、62単位以上を取得すること、また修業年限が3年の場合、3年間以上在学し、93単位以上取得することが必要です。
短期大学を卒業した者は、「準学士」と称することができます。
6.大学への編入
日本では、編入学はあまり一般的ではありません。まれに、短期大学卒業生や大学の教養課程(1~2学年)修了者、あるいは4年制大学卒業生が専攻科目を変えて学位コースに入る(学士入学)ため編入学することもありますが、制度はあっても年によって編入学生を募集しない等、大学によって詳細は異なります。
外国の大学の2年次または3年次を修了した留学生を対象とした編入学の制度を持つ大学は、国立約40校、公立約10校、私立約140校です。また、その中で留学生のための特別編入学試験を実施している大学は約50校と少数で、日本人の編入学希望者と同一の試験が課されることがほとんどです。
留学情報センターでは、編入制度のある大学のリストを作成しているので、照会してください。
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