身体能力と頭脳の全盛期にはまだ達してないと信じていま

エアーマン

　大学時代、同期の学生に頭がいい（頑張らなくても勉強ができる）人がそこそこいました。一学期の授業に一回も出ることなく、寮に引きこもるゲームオタク、期末試験の前日に新品なテキストと過去問を抱えて勉強すると大体試験で70点ほど取れる人たちです。毎日自習室にこもってコツコツ勉強する人は奨学金をもらって推薦で院にあがります。

　身の周りにこういう人が沢山いたのでいつの間にか自分の自信は失いかけてました。自分は頑張ってもあんまり意味ないから、「物事はテキトーでいいや」と考えてしまい、いつの間にか身心ともに緩やかな坂を下っていました。ふと気がつくと少しずつ年をとり、「自分が若かったころは、全盛期だったころは....」と思いがちです。
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　小学校の時はスラムダンクとChicago Bulls王朝の時代でバスケが大好きで、ダンクすることが夢でした。バスケは大学二年生までやり続けましたが、結局ダンクは一度もできず現役時代にピリオドを打ちました。

　僕はジャンプ力に恵まれていません。先日、バーベルスクワットで107.5kgをあげましたが未だにリングには届きません。今日のバスケの練習もゴール下で同じ身長のm君にブロックを見事に食らいました。m君の垂直跳びは少なくとも90cmはあり、僕をブロックするのは朝飯の前です。

　リングまであと少し、そしてその先までジャンプすればダンクできそうな気がします。この感じは目先ににんじんをぶら下げてられて歩かされている感じです。食べたいにんじんは目の前にあるのに届かず、地道に前進しているロバ＝自分。

　にんじんを食べれると思っているから歩かされているロバは馬鹿です。でも、「どうせ俺には無理だ」と思うより「どうせ俺は馬鹿だ」と思うほうが楽だと思っています。そう思うとにんじんはどうでもよくなります。

　大雨と台風の中、落ち込みながらバスケの後に松屋で大盛りビビン丼を食べてアリーナに行って泳いできました。帰りに体脂肪を計って慰められました。
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   二次導入研修である講師が教えてくれました。「激務上年齢が重なるにつれて衰える身体・頭脳を、経験でカバーするしかない....」。自分はそんな体験はしていませんが、これから淡々にやってたら間違いなくそうなると思います。

　NBAやMLBには統計があり、全盛期はいつなのか数字でわかります。庶民は分かりません。数字で計りきれないものもあります。

　「自分が若かったころは...」と思うのは禁物でしょう、「今の自分は最高...」と思うのも駄目です。「これからです....」はちょっと生意気だから、「よく分かりません」にしたいと思います。