【ニューヨーク=小谷野太郎】19日のニューヨーク株式市場は、欧米経済の先行き不安から6営業日ぶりに大幅反落し、ダウ平均株価(30種)の下げ幅は一時、前週末比250ドルを超えた。
午前11時35分(日本時間20日午前0時35分)現在、ダウは同208・55ドル安の1万1300・54ドルで取引されている。
前週末のユーロ圏の財務相会合でギリシャ問題に新たな解決策が示されず、危機が拡大するとの懸念で投資家心理が冷え込んだ。
外国為替市場では、リスク回避が強まり、比較的安全とされる円が買われた。円相場はドルに対し一時、1ドル=76円33銭と、戦後最高値をつけた8月19日以来、1か月ぶりの円高水準をつけた。午前11時35分現在、前週末比35銭円高・ドル安の1ドル=76円40~50銭で取引されている。