人事院や、内閣府などが管理するホームページ(HP)が17日夜から18日夜にかけて、一時的に閲覧不能になったことが警察庁の調べでわかった。
同庁では大量のデータを送りつけて機能をマヒさせる「DDoS攻撃」を受けたとみて、発信元の分析を急いでいる。
首相の記者会見などを放映する「政府インターネットテレビ」が18日午後2時前から約2時間20分間、つながりにくい状態になった。人事院のHPや、内閣府の「政府広報オンライン」も17~18日に10~20分間、閲覧しづらくなった。
中国のチャットサイトでは12日頃から、同庁や人事院など政府の約10機関の名称やHPアドレスを掲載した上、満州事変の発端となった柳条湖事件から80年にあたる18日にサイバー攻撃をするように呼びかける複数の書き込みがされた。中には、DDoS攻撃の具体的な手口を示したものもあった