東西横綱
已有 252 次阅读2020-3-10 00:09
日誌の冒頭、三人の小説家を紹介している。
小田実、開高健、小松左京。
マスコミからは、その体形から、三役そろいぶみ、などと言われたこともある。
三役があるのなら、当然、横綱もいるはずで今回は東西の二人をあげたい。
一人は司馬遼太郎であり、マスコミから日本の良心とよばれたこともある。
その作品の中から、韃靼疾風録の一部をあげる。
これは、江戸初期、中国では清朝勃興期に日本に漂流した女真族の娘(アビア)を日本の武士(庄助)が故地へおくりとどける、という設定の小説である。
小春では、かつて感聞版版主だった白玉堂が推薦していた。
また、私の経験からいえば、小春の日本語版は南方の論壇とはかなり異質で、これをよんではじめてわかったこともおおい。
書評にあるようにまるで「みてきた」ような小説である。
もう一人は梅棹忠夫である。
小春では一度だけ、彼の論考が投稿されたことがあるが、ここでは日本語のローマ字化を紹介する。
二十五年前の論説だが、ここで彼は中国が漢字をすてることを予言している。
わたしも、その可能性はおおきいとおもう。