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[日语资料] 「結婚できない男」最終回対話!

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发表于 2006-12-15 11:48:00 | 显示全部楼层 |阅读模式

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「結婚できない男」が好きです。 日本語話し言葉を勉強する方に「結婚できない男」最終回対話を提供して、一緒に頑張る! YhnQ9WTj.zip (14.98 KB, 下载次数: 22)
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 楼主| 发表于 2006-12-15 11:58:00 | 显示全部楼层
信介(阿部寛)は、家でクラシックを聞きながら、手際よく手巻き寿司を作っていた。そして、マグロを巻き、鉄火巻きを食べ、ウニ、いくらを食べ、満足げに笑みを浮かべる。すると、家のチャイムが鳴った。新聞の販売員が立っていた。信介はインターホンに出た。 信介「はい。」 販売員「こんばんは。東西新聞です。」 信介「夕べも言いましたが、間に合ってます。」 販売員「ご契約いただくと、洗剤とか色々差し上げてるんですが。」 すると、インターホン越しに愛犬・ケンの散歩帰りのみちる(国仲涼子)が通った。 信介「あ、後ろの人、新聞とってませんから。」 と言って、信介はインターホンを切り、手巻き寿司を食べ始めた。すると、家のチャイムが鳴った。新聞の勧誘がまた来たと思った信介は、渋々玄関のドアを開けた。 信介「あのねぇ・・。」 すると、そこに立っていたのは、みちるだった。みちるは新聞の販売員からもらった洗剤を持っていた。 みちる「契約させられちゃったじゃないですか。」 信介「自己責任でしょ。そんな事言いに来たのか?」 みちる「昨日は、ありがとうございました。」 信介「あ、いいよ。で?」 みちる「あの・・あたし、あ・・。」 と言って、みちるは後ろを向いた。その時、みちるが連れていたケンが、信介の持っているカッパ巻きのきゅうりを見ていた。 信介「そんなに好きか?」 と信介はケンに話しかけた。 みちる「え?どうして、そんな・・。」 信介「そっか。」 みちる「正直に言います。最初は、あんまり好きじゃないっていうか、どっちかと言うと、嫌いでした。」 信介「まぁ、俺もそうだったが。」 と言って、信介はカッパ巻きを食べた。 みちる「でも、今は、あの、逆っていうか・・。どうしてか分かんないんですけど、好き・・かも知れません。それじゃあ。」 と言って、みちるは急いで部屋に帰っていった。
その頃、夏美(夏川結衣)は、家で食事をしていた。すると、電話が鳴った。みちるからだった。 夏美「もしもし?」 みちる「言っちゃいました。」 夏美「ん?」 みちる「桑野さんに、好きだって。」 夏美「そう。で、桑野さんは?」 みちる「あ、リアクション見る余裕なかった・・。」 夏美「あ、そう・・。」 みちる「何か言ってください。」 夏美「頑張って。」 みちる「はい。じゃあ、失礼します。」 と言って、みちるは電話を切った。すると、信介の部屋から大音量でクラシックが流れてきた。信介は、曲に合わせ、指揮真似をしていた。 翌日、設計事務所で、信介は、摩耶(高島礼子)、英治(塚本高史)と話していた。 英治「え?テレビ出演ですか?」 摩耶「そう。夜9時からのニュースビックナイン。欠陥住宅の問題についてレポートする中で、ちゃんとした家を作る建築家として、あなたのコメントが欲しいんだって。」 英治「すごいじゃないですか。テレビですよ?テレビ。」 信介「分かってるよ、テレビくらい。俺は見ないけど。」 英治「桑野さんが見なくても、みんな見てるんですよ。」 摩耶「で?出演OKでしょ?」 信介「まぁ、お前等がどうしてもって言うんならな。」 そして、摩耶が帰り、英治が自分のパソコンに向かって仕事をしていると、信介は、英治に気付かれないように、自分のパソコンに向かい、『ニュースビック9 視聴率』と打ち、インターネットで検索した。すると、番組平均視聴率15%というのを発見して、信介は電卓を使って番組を見ている人を計算した。そして「11051200人」と呟き、驚く。すると、英治が信介に声を掛けた。 英治「どうしました?」 信介「いや、別に。」 一方、夏美の診察室では、看護婦・小沢(西丸優子)が泣いていて、江森(高松いく)が慰めていた。 夏美「どうしたの?」 江森「好きな人に告白して、断られたんです。」 小沢「二度と人を好きになったりしません・・。」 江森「先生、女性の先輩として、何かアドバイスしてください。」 夏美「えっ?まぁ、勇気出して告白したんだから、いいじゃない。どうせ駄目元だし。」 小沢「え・・。」 江森「ヒドイ。」 夏美「え?」 すると、小沢は泣きながら去っていった。江森は小沢を追った。 夏美「和美ちゃん・・。」 信介「ほら、泣かした。」 その様子を信介が診察室のドアから覗いていた。 夏美「あ・・。どうぞ。」 すると、信介は椅子に座った。 夏美「どうなされました?」 信介「何か、胃が・・。」 夏美「また心配事ですか?」 信介「普段あまりない体験ってのは、ストレスになるもんですね。」 夏美「それって・・みちるちゃんの事ですか?」 信介「え?」 夏美「来たでしょ?この間。」 信介「あ、何か礼とか言って。」 夏美「それだけじゃないでしょ?」 信介「え?あっ、あんな事・・。」 と言って、信介はニヤける。 信介「今更、分かりきってるのに。」 夏美「え?」 信介「犬の顔色を見れば分かる。」 夏美「え・・っと、みちるちゃん、何て言ったんですか?」 信介「犬が、きゅうりが好きだって。それが何か?」 夏美「いえ。」 信介「そんなことより、この胃の痛み何とかしてくださいよ。これから、テレビに出るんです。」 夏美「テレビに出るんですか?」 と言って、夏美は驚く。 信介「ニュースビック9、これから収録なんですよ。」 夏美「そうなんですか。すごいですね?」 信介「別に。」 夏美「でも・・、そのシャツで出るんですか?」 信介「何か問題あるんですか?」 夏美「いえ。私がどうこう言う問題じゃないし。」 信介「駄目なんですか?これ。」 信介は家に帰り、慌てて別のシャツを選ぶと、夏美に写真を添付したメールを送る。そして、夏美に電話をした。 夏美「メール?」 夏美はパソコンを開き、信介からのメールを見た。 夏美「何ですか?」 信介「どうですか?このシャツ。」 夏美「え?あ・・もっと明るい方が良いんじゃないですか?」 信介「分かりました。じゃあ、また。」 と言って、信介は電話を切った。信介は、すぐさまシャツを着替えなおし、メールを送信。電話をする。 信介「どうですか?」 夏美「ん・・ちょっと若すぎません?」 信介「後ほど。」 と言って、信介は電話を切った。そして、信介はシャツを着替えなおし、メールを送信。 夏美「ちょっと可愛らしくないですか?」
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 楼主| 发表于 2006-12-15 12:00:00 | 显示全部楼层
信介「あっそ。」 と言って、信介は電話を切る。 夏美「あ、はいはい、着てますよ。今開けますから。」 と言って、夏美は信介のメールを開いた。 夏美「これ良いじゃないですか、明るいし、適度にフォーマルな感じで・・。」 信介「なるほどね。しかし、何であなたに指図されなきゃいけないんだ。」 夏美「いつ、あたしの指図聞けって言いました?」 信介「これがもし、全国の人に不評だったら、あなたのせいですからね。」 夏美「知りません。」 と言って、夏美は電話を切り、パソコンも閉じた。 そして、信介は、夏美に見立ててもらったシャツを着てインタビューを受けるのだった。インタビューが終わると、棟梁(不破万作)が信介の前にやってきた。すると、棟梁を目ざとく思った信介と取っ組み合いの喧嘩を始めた。 その頃、夏美はみちると電話をしていた。 みちる「え?もう一回言ってもらえます?」 夏美「だから、みちるちゃんの気持ち、桑野さんに全然伝わってないみたい。ケンちゃんの事だと思って聞いてたみたいよ。」 みちる「え?」 夏美「もしもし?」 みちる「どうしよう・・。夏美さん助けてください。」 夏美「あたしにどうしろって?」 みちる「だから、あたしがどう思ってるか、桑野さんに・・。」 夏美「え?メッセンジャーになれって?」 みちる「駄目ですか?」 夏美「自分で言いなさいよ。」 みちる「もうエネルギー残ってません・・。」 夏美「じゃあ、言うだけよ?フォローとかしないから。」 みちる「夏美さん優しいから好きです。」 夏美「それじゃあね。」 と言って、夏美は電話を切った。すると、みちるの携帯が鳴った。 みちる「あ、おじさん?お久しぶりです。え?日本に帰ってくるの?」 夏美は病室に行き、ベットに横になり、うな垂れていた。すると、そこへ小沢がやってくる。 小沢「先生、どうしたんですか?」 すると、夏美は急いで起き上がり、慌ててベットの調子を確かめていたと言って誤魔化した。 その夜、信介は中川家に行き、中川(尾美としのり)、圭子(三浦理恵子)、ゆみ(平岡映美)、育代(草笛光子)と共に、信介が映るテレビを見ようとしていた。 中川「もうすぐだぞ。」 圭子「うん。」 育代「桑野家でテレビ出演は、あなたが初めてね。」 中川「一族の誇りだな。」 ゆみ「おじちゃんの事、友達に自慢する。」 信介「大げさだな。」 すると、信介のインタビューが始まった。 中川「お、映った。結構男前じゃないか?」 圭子「全国からお嫁さん候補が来るかもよ?テレビ見ましたとか言って。」 育代「そういう事もあるかしら。」 信介「あるかよ?」 圭子「あの帽子被った人誰?」 と言って、圭子はテレビの隅の方に映っていた棟梁を指した。 信介「無視だ。」 そして、信介のインタビューをされている場面が映し出されたが、インタビューはほとんどカットされていた。 信介「あれ?」 一方、中川達は、信介がテレビに映ったことを喜んでいた。 信介「ちょ、ちょっと、カットされてるよ。」 圭子「良いじゃない、少しくらいねぇ。」 信介「この後大事な話してるんだから。」 その時、育代が胸を抑えて苦しみ始めた。 育代は救急車で中川病院運ばれた。育代は夏美の診察を受けた。 夏美「一過性のAFですね。」 中川「不整脈ですか?」 夏美「えぇ。興奮されたようですね。今、もう脈拍も安定されてますね。」 中川「じゃあ、心配ないな。」 すると、夏美は育代に話しかけた。 夏美「しばらく安静にしてれば大丈夫ですよ。」 圭子「良かった・・。」 育代「ねぇ、何か飲みたいわ。」 圭子「分かった。買って来るね。」 と言って、圭子はゆみを連れて病室を出て行った。 夏美「あ、ちょっといいですか?中川先生。306号室の患者さんの事で。」 中川「あ、はい。」 と言って、夏美の中川は病室を出て行った。病室は育代と信介だけになってしまった。 信介「心配させやがって。」 育代「悪かったわね。」 信介「ま、良かったよ。」 育代「これで死ぬのかなぁって思ったら、やっぱり、あなたの結婚のこと考えちゃった。」 信介「そんなに孫の顔が見たいかね?」 育代「バカね。孫は口実。あなたが心配なの。」 信介「何よ?俺の心配なんてしなくていいでしょ?」 育代「あなたは、ホントの一人ぼっちを知らないのよ。」 信介「俺はいつでも一人だよ。」 育代「何だかんだ言ったって、近くに誰かいるでしょ?いつも。でもね、あたしが死んだら、あなたの事を本気で考えてくれる人は、誰もいなくなるのよ?それを思うと、やっぱりね・・。」 そして、信介は夏美がいる診察室にやってきた。 夏美「何か?」 信介「あの・・。お袋、ホントに大丈夫なんでしょうか?」 夏美「えぇ、軽い不整脈なんで、すぐ退院できます。」 信介「ホントですね?」 夏美「嘘付いてどうするんですか?」 すると、信介は安心した顔をした。 夏美「やっぱりお母さんの事、大切なんですね。」 信介「いや、俺の結婚だけが心残りみたいな事を言うもんですから。ま、死なないなら・・。」 夏美「死ななくても、すればいいじゃないですか、結婚。」 信介「誰と?」 夏美「知りません。」 信介「余計なお世話です。」 と言って、信介は笑った。 信介「それじゃあ。」 と言って、信介は席を立った。 夏美「あの・・。」 信介「え?何か?」 夏美「みちるちゃんが・・。」 信介「え?」 夏美「あ・・テレビ見ました。」 信介「見たんだ。」 二人は笑った。 夏美「さっき控え室で。シャツ似合ってたじゃないですか?」 信介「でしょ?それじゃ。」 夏美「お疲れ様でした。」 信介は部屋を出て行った。 その頃、みちるは、英治、沙織(さくら)、千鶴(SHEILA)とレストランで食事をしていた。 英治「え?引越し?」 みちる「うん。急におじさんがアメリカから帰ってくる事になって。あの部屋は留守の間だけっていう約束だったから。」
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 楼主| 发表于 2006-12-15 12:01:00 | 显示全部楼层
沙織「新しい部屋は?」 みちる「これから探す。」 千鶴「あのリッチな部屋ともお別れだね?」 みちる「庶民に逆戻り。」 英治「ってことは、桑野さんともお別れか。」 みちる「う、うん。まぁね。」 沙織「あ、ホッとしてます?」 みちる「あ、まぁね。でもさぁ、新しい部屋の隣、桑野さんより凄い変人がいたりして。」 すると、一同否定する。 みちる「無いよね。」 その時、みちるの携帯が鳴った。夏美からだった。みちるは席を外して電話に出た。 みちる「はい。こんばんは。」 夏美「実はさっき、桑野さんが来たの。」 みちる「はい。」 夏美「ごめん。言えなかった。」 みちる「え・・。」 夏美「っていうか、やっぱり自分で言うべきだと思う。ホントの気持ちなら。」 みちる「そうですね。すいませんでした。」 夏美「ううん。」 みちる「何で桑野さんなんか好きになっちゃったんだろう・・。」 その時、千鶴がみちるの近くを通りかかり、その会話を聞いてしまう。 夏美「あたしに聞かないで。」 みちる「それじゃあ、失礼します。」 と言って、みちるは電話を切った。千鶴は慌てて席に戻った。 沙織「あれ?もうトイレ行ってきたの?」 千鶴「あ、全部集中。それ耳・・いや、確かに聞いた・・。」 英治「何が?」 千鶴「あのね。」 千鶴は英治たちに、会話の内容を話した。 信介は、いつものステーキ屋にやってきた。そして、その帰り、信介はいつものコンビニにやってきた。レジをしていると、店員(立花彩野)が「スプーン要りませんし、ポイントカードもありませんよね。」と聞いてきた。信介は「はい。」と返事をした。レジをしている時、信介は店員が左の薬指に指輪をしている事に気が付く。そして、信介は、レンタルビデオ店にやってくる。すると、店員が、コンビニの店員と同じ指輪を左手の薬指にしていた。 翌日、設計事務所では、信介と摩耶、英治が、信介のテレビ出演について話していた。 摩耶「夕べのテレビ見た?」 英治「あぁ、見ました。棟梁がいい仕事してましたね。」 摩耶「でもあれ、カットされてなかった?」 信介「あぁ。」 英治「そうなんですか?」 信介「あれじゃあ、客の言いなりに家造ってるみたいだろ?」 摩耶「キッチンを中心に発想するっていうポリシーを大切にしている、あの後そういう話したんじゃないの?」 信介「まぁ、そういうとこだ。」 摩耶「でも、あなたを知ってる人なら、ちゃんと分かってる。それでいいじゃない?」 信介「ま、あいつは分かってないけどね。」 と言って、信介は英治を指差した。 英治「すいません。まだまだ修行が足りません。それより、みちるさんが引越しするの知ってます?」 信介「え?そうなのか?」 英治「えぇ。だから、近いうちに最後でみんなであの部屋に集まろうって言ってるんです。」 摩耶「あたしも行っていい?なんか楽しそう。」 英治「どうぞ。」 信介「ホント群れるのが好きな奴らだね。」 英治「いや、桑野さんも来るんですよ?」 信介「遠慮しとくよ。」 そして、みちるの部屋で皆が集まる日。部屋には、何故か信介とみちるの二人だけ。 信介「みんな遅いな。」 みちる「何か、家に二人だけって変な感じですね。」 信介「あぁ。」 みちる「でも、前は桑野さんと二人で部屋にいるなんて、想像できなかった。」 信介「まぁな。なぁ。」 みちる「はい。」 信介「こういう時、頭の中で般若心経が流れたりしないか?」 みちる「しません。ってか、知らないし。」 信介「そう。ここで待ってても、しょうがないし、皆が来るまで、家に戻ってる。」 みちる「あ、そうします。」 すると、信介は席を立った。その時、ケンが信介の足にしがみ付いた。 信介「あ、そっか。」 と言って、信介は持ってきたビニール袋から、きゅうりを出し、ケンに食べさせた。その時、みちるの携帯が鳴った。英治からだった。 みちる「もしもし?待ってるんだけど。」 英治「あ、皆都合悪くなっちゃったから。」 みちる「え?何で?」 英治「桑野さんと二人で楽しい時間を過ごしてください。」 みちる「何それ?」 英治「わりぃ、聞いちゃったんだ。」 みちる「え?余計な事しないでよ。」 英治が電話をする横では、摩耶と沙織が話していた。 摩耶「そう、みちるちゃんが桑野の事を。」 沙織「えぇ、それで二人っきりにしたら、どうなるかって、ちょっと実験してみようと思って。」 摩耶「何か良いわね。中学生みたいで。でも、それ、良いのかな・・?」 沙織「え?」 英治「とにかく、二人で向き合ってみたら?」 みちる「あ、ねぇ、般若心経ってどんなの?」 英治「はぁ?何それ?」 その時、みちるの部屋のチャイムが鳴った。 みちる「あ、夏美さんだぁ。助かったぁ・・。」 英治「ちょ、誰が呼んだの?」 みちる「私が。」 英治「え?駄目じゃん。」 みちる「気を遣ってくれたのに、ごめんね。それじゃあね。」 と言って、みちるは電話を切って、玄関に向かった。信介はケンにきゅうりをあげるのに夢中になっていた。 英治「夏美さん来ちゃったよ。」 沙織「え?じゃあ、実験失敗って事?」 摩耶「ううん。かえっておもしろい実験になるかも。」 英治「え?」 摩耶「なんでもない。」 そして、夏美が部屋に入ってきた。 夏美「あ、こんにちは。」 信介「遅いじゃないですか。」 夏美「あれ?他のみんなは?」 みちる「何かあたし達だけみたいです。」 夏美「何で?」 信介「何か、陰謀の臭いがしてきたな。」 みちる「解散します・・?」 夏美「でも、せっかく来たんだし。」 そして、信介達は、信介がテレビ出演をした話を始める。 みちる「桑野さんがテレビに出たなんて知らなかった。」 夏美「あ、ビデオ見せてあげようか?録画したから。」 みちる「録画したんですか?」
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 楼主| 发表于 2006-12-15 12:02:00 | 显示全部楼层
信介「見なくて良い。発言、勝手にカットされたんでね。」 夏美「あ、あれカットされてたんですか?」 信介「分からないかなぁ?それくらい。」 夏美「分かりませんよ。まぁ、いいじゃないですか、カットされたくらい。」 信介「あの後、どんなに重要な発言があったか、あなた知らないでしょ?」 夏美「知りませんよ。もう終わった事、ブジブジ言わなくても良いでしょ?」 信介「ブジブジ言ってるのは、そっちでしょ?人のシャツ、勝手に駄目だしするし。」 夏美「あなたがテレビに出るのに、人にどのシャツが良いかって聞くから、見立ててあげたんでしょ?」 みちる「そうなんですか?」 信介「いや、事実と違う。あなたが文句をつけるから、変えざるを得なかったんですよ。」 夏美「でも、あれ似合ってたじゃないですか。ねぇ?」 みちる「だから見てないって・・。」 夏美「あ、ごめん、今度見せるね。」 信介「あ、分かった。あのシャツのせいだ。あのシャツがディレクターの好みに合わなかったから、思いっきりカットされたんだ。」 夏美「あなただって、人の言う事に一々憎まれ口叩くじゃないですか。」 信介「別に、憎まれ口なんか叩いてませんよ。」 夏美「あ、また。自分は純粋に批評してるけど、お前は寂しさのあまり、人に無駄口叩くんだって言いたいんでしょ?」 信介「誰もそんな事言ってません。」 夏美「大体あなたの言いそうな事、予想がつくようになってきました。」 すると、信介は口の端を歪ませた。 夏美「ほら、また何か考えてる。」 すると、信介は笑った。 信介「それで勝ったつもりですか?」 夏美「別に勝負なんかしてません。」 その時、みちるがテーブルを叩いた。 みちる「あの、人の家で痴話喧嘩しないでもらえます。」 信介「痴話喧嘩って?」 夏美「いや、それは・・。」 みちる「どう見たって、恋人か夫婦の痴話喧嘩です。犬も食わないってやつです。私の家で、私がいないみたいに、そんな喧嘩しないで・・。もう帰ってください。もう帰って。」 と、みちるは涙を浮かべた。 そして、信介と夏美はみちるの部屋から出てきた。 信介「何怒ってるんだ・・。痴話喧嘩って・・。」 すると、夏美は暗い表情をして、帰っていった。部屋では、みちるが一人で泣いていた。 その夜、信介がいつものダイニングバーで飲んでいると、金田裕之(高知東生)が女を連れてやってきた。金田は信介に気付き、信介に近づいてきた。 金田「いやぁ。」 信介「え?」 金田「テレビ見ましたよ。」 と言って、金田は信介と握手をした。 金田「まさか同業者とは・・。」 信介「はぁ。」 金田「ネットで見たんですけどね。いい家造りますねぇ。」 信介「いや、そんな。」 金田「俺もいつかあんな仕事してみたいな。あ、すいません。こういうもんです。」 と言って、金田は名刺を信介に渡した。 金田「これも何かの縁ですから、お互いこれから良い情報交換しませんか?」 信介「あ、はぁ・・。」 女「ねぇ、ちょっと・・。」 金田「ごめんね。ちょっと待ってて。あなただったら、いい奥さんがいるんだろうなぁ・・。」 信介「いえ。」 金田「僕も結婚したいんですけどね。中々・・。それじゃまた。」 と言って、金田は女のいる席に戻った。すると、信介は「何だ、いい奴じゃないか。」と呟いた。 翌日、夏美は、みちると公園で待ち合わせをしていた。 夏美「ごめんね、仕事中に。」 みちる「いえ。」 夏美「あ、あたし・・。」 みちる「いいんです。もう。夏美さん、もう好きなんでしょ?桑野さんのこと。」 夏美「そんな・・。」 みちる「今から思えば、何だかんだ言いながら、いつも桑野さんの話してたし、文句言うわりには桑野さんと会ってるし。」 夏美「いや・・。」 みちる「桑野さんと沢崎さんがお似合いじゃないかって言った時とか、あたしが桑野さんの事、好きだって言った時も、そう言えば、動揺してましたよね?好きなんでしょ?この間、桑野さん見てて思いました。あんな女心の分かってない人、やっぱあたし駄目だなぁって。まぁ、新しい生活始めれば、新しい出会いもあると思うし。ちょっとは大人になれた気がしたし。あ~良かったぁ、引越しすることになって。このまま桑野さんの隣同士じゃ気まずいもん。うまくいくといいですね。ポジティブシンキング。」 と言って、みちるは笑顔を見せた。 夏美が中川病院に帰ってくると、育代が退院するところだった。圭子が育代に付き添っていた。 夏美「あ、すいません。退院でしたね。」 育代「あ、お世話様でした。」 夏美「いいえ。」 その時、信介が病院から出てきた。 信介「まったく、死ぬような事言っておいて。ピンピンしてんじゃん。」 育代「お医者様が良いからよ。」 圭子「ありがとうございました。」 夏美「お大事に。」 そして、育代と圭子はタクシーに乗って帰っていった。 信介「それじゃあ。」 夏美「あの、一つ聞いていいですか?」 信介「はい?」 夏美「この間、テレビでカットされたとこって、どんな事言ってたんですか?」 信介「あぁ、まぁ、家っていうのは、建築家の個性が発揮されて、初めて良い家になる。僕は、キッチンを重視した家造りをしている。それが住む人の幸せに繋がると信じている。とか、まぁ、こんな事ですよ。」 夏美「そうですか・・。」 信介「それが何か?」 夏美「そういうとこカットされたら、腹が立ちますよね。あんな事言って、すいません。」 信介「あ、いや・・。」 夏美「あたしも、家造ってもらおうかな?桑野さんに。」 信介「どんな家ですか?」 夏美「ん~・・。明るくて、開放的で、人がいつも集まるような・・そんな感じかな?」 信介「寂しいのが長いと、そういうの夢見るんですよ。」 夏美「やっぱり、そういう事言わないと、いられません?」 信介「え?あ、いや・・。そんなことは・・。」 夏美「じゃあ、何か他の事言ってください。」 信介「まぁ、予算に合った家を造りますよ。」 夏美「そうじゃなくて・・。考えてみたら、あたし達の会話ってキャッチボールじゃなくて、ドッチボールばっかりだった気がします。」 信介「はい?」 夏美「相手に当てて終わり。」 すると、信介は笑った。 信介「うまい事言いますね。」 夏美「関心してる場合じゃなくて・・。あたしは、キャッチボールがしてみたいです。あなたと。ボールは投げました。それじゃあ。」 と言って、夏美は病院に入っていった。 設計事務所に帰った信介は、机の上に置いてあった野球の硬式ボールを手に取った。その時、英治が金田のホームページを開いた。 英治「お、金田更新してる。」 そこには、『ちょっと、いい友達が出来ました。』と書かれていて、信介と金田が握手をしながら映る写真があった。
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 楼主| 发表于 2006-12-15 12:02:00 | 显示全部楼层
英治「あっ。ちょっとって・・。桑野さん、これ。え?」 その夜、中川家では、育代と中川、圭子、ゆみがケーキを食べながら話していた。 圭子「今日並んで見送っている早坂先生とお兄ちゃん見てて、何だか凄くお似合いに見えちゃった。」 育代「お似合いな感じじゃなくて、お似合いなのよ。」 中川「え?あの二人って、仲悪いんじゃないですか?」 育代「まぁ、とにかく信介が、その気になるかどうかなのよね・・。」 圭子「その気って?」 育代「さぁね・・。」 その時、圭子がゴミ箱に捨てられた老人ホームのパンフレットを見つけた。 圭子「あ、お母さん。老人ホームのパンフレット、何で捨てたの?」 育代「あ、何か興味無くなっちゃったの。」 中川「じゃあ、どうなさるんですか?」 育代「ま、なるようになりますよ。」 翌日、信介がゴミ出しの為に部屋を出ると、みちるの部屋の引越しが始まっていた。信介はみちるの部屋にやってきた。 みちる「あ。」 信介「今日か?」 みちる「はい。」 ケンが信介を見ていた。 みちる「そっかぁ。ケンと桑野さん引き離しちゃうんですね。すいません。」 信介「別に。」 みちる「まぁ、都内だし、いつでも会えますから。」 すると、信介は無言で去っていった。 みちる「最後まで愛想の無い人・・。」 部屋に帰った信介は何かを思いついた。 みちるがタクシーに乗ろうとすると、信介がやってきた。 信介「あ、これ・・こいつに餞別だ。」 と言って、信介は、『KEN』と書かれた箱をみちるに渡した。その中には、きゅうりの模型が入っていた。 みちる「え?今作ったんですか?」 信介「あぁ。」 みちる「ありがとうございます。良かったね、ケンちゃん。」 すると、ケンは吠えた。 信介「それから、これ。」 と言って、信介は、手作りの犬の模型をみちるに渡した。 みちる「私に?」 信介「あぁ、色々世話になったしな。じゃ、頑張れ。」 みちる「はい。それじゃあ。」 そして、みちるとケンはタクシーに乗り、去っていった。 その夜、信介が焼肉店で肉を堪能していると、近くの席で金田がおいしそうに焼肉を食べていた。 家に帰った信介は、何か寂しさを感じていた。そして、夏美の「ボールは投げました」という言葉を思い出し、スケッチブックに何かを書き始めた。 信介は夢中になり、朝になるまでスケッチブックに家のデザインを書いていた。そして、信介は、夏美の診察室にやってきた。 信介「どうも。」 夏美「どうぞ。」 すると、信介は椅子に座った。 夏美「あれ?顔色悪いですね?」 信介「いや、病気じゃありませんよ。ちょっと徹夜したもんで。」 夏美「じゃ何で来るんですか、家で休んでた方が・・。」 信介「キャ、キャッチボールしにきたんです。」 夏美「え?」 信介「夕べ、ずっとあなたの住みたいっていう家を、設計しようとしてたんですよ。でも、出来なかった・・。」 夏美「何故ですか?」 信介「自分でも、歯がゆかったもんですからね・・。やっと出来ない理由が分かったんです。僕は、これまで、他人の住む家ばかりを設計してきました。でも、自分や・・自分の大事に想ってる人の家を設計するのは、どうしても出来なかった・・。明るくて、開放的で、みんなが遊びに来るような、そんな家で、自分が暮らしてるのが、中々イメージ出来なくてね。」 夏美「ちょっと待ってください?今、自分で暮らすって言いました?」 信介「言いました。僕はずっと、結婚なんかしないって思ってきましたからね。面倒くさそうだし、メリットなんかないじゃないですか。一人の方が良いって・・。でも、あなたと出会って、話し相手が、いつも側にいるのも、いいのかなって・・。要するに、僕は・・あなたが・・好きなんじゃないかな・・?駄目ですか・・?僕じゃ・・。」 すると、夏美は涙を浮かべた。 夏美「いい・・かもしれません・・。」 信介「いい・・?」 すると、夏美はうなずいた。 信介「いいでしょ・・?いや、あ、嬉しいな・・。」 と言って、信介は喜んだ。 信介「いや、結果的には、結婚できないですからね。」 夏美「え?」 信介「え?」 夏美「え?今何て言いました?」 信介「嬉しいと。」 夏美「その次です。」 信介「結婚できないと。何か?」 夏美「ちょっと話が見えなくなってきましたけど。結果的に、結婚できないってどういう意味ですか?」 信介「あ、自分が、自分の大事な人と暮らすイメージが湧かない、造れそうもない。さっきそういう風に説明したでしょ?」 夏美「いや、家なんてどうでもいい。」 信介「はい?」 夏美「家なんていらない。」 信介「ちょ、何言ってるの?」 夏美「そんなの賃貸でも何でも良いじゃないですか。」 信介「そうはいきませんよ。僕はね、理想の形にこだわる性質なんです。理想の形が湧かない限り、結婚はできない、そう言ったんです。」 夏美「まったく、この人は・・。結局あなたは自分のことばっかじゃないですか。」 信介「いや、自分のことばっかりって・・。」 夏美「もう知りません。」 と言って、夏美は怒って去っていった。 信介は「訳分かんない」と言って、帰っていった。 そして、それから一週間後の夜。信介が買い物から帰っていると、偶然、夏美と遭遇する。 信介「あ。」 夏美「こんばんは。」 信介「どうも。買い物ですか?」 すると、夏美は、信介の買い物袋を見た。 夏美「またお肉ばかり食べてるんでしょう?」 信介「別に。そちらのメニューは何ですか?」 夏美「ロールキャベツでも作ろうかなって。」 信介「またか。」 夏美「良いでしょ?好きなんだから。じゃあ、あたし、こっちなんで。」 信介「あ、それじゃあ・・。あ、あの・・。圧力鍋、あります?」 夏美「あ、今無いんです。古いの捨てちゃって・・。」 信介「僕ん家にありますよ。ロールキャベツなら10分で出来る。」 夏美「そうですか。もしかして・・。家に来いって言ってますか・・?」 信介「いや・・まぁ・・あなたが、どうしてもって、おっしゃるなら。」 夏美「どうしてもなんて言いません。」 信介「ふん・・。」 夏美「でも、あなたがどうしてもって言うなら、行っても良いですよ。」 信介「じゃあ、来て下さい・・。どうしても。」 夏美「はい。」 そして、信介と夏美は二人で信介の家に向かった。 信介「あの、あんまり塩辛くしないように。」 夏美「分かってます。」 信介「前に食べた限りじゃあ、どうも、あれじゃあ結婚できないな。」 夏美「あなたに言われたくありません。」 と二人は仲良く歩いていった。
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发表于 2006-12-15 13:47:00 | 显示全部楼层
少し目まいがしてきた。

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发表于 2006-12-15 18:06:00 | 显示全部楼层
すごいですね!!!これはみんな耳で聞いて書いたんですか????
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发表于 2006-12-15 18:13:00 | 显示全部楼层
とてもめまいがしてきました[em06]
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发表于 2006-12-16 17:13:00 | 显示全部楼层
すごいじゃないですか。
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