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仕事中、一通の電話に感動された。完全に心から感動された。
この前に言ったんだけど、今の仕事はみんなの通話ログを聞くのだ。その中に礼儀正しいオペレーターがいるが、挨拶はあんまりしないまま営業活動している人が大数だと思う。特に今の若い者たちが礼儀作法とかもうなくなったみたい、商品を売るために売ってる。お客様への配慮や思いやりとか全然考えないまま喋って続けてた。
一日ずっとこういうバカな話を聞いたら本当に詰まんない。
だと思うとき、次のログを聞いた。
こちらのオペレーターは20代の女の子、向うは90歳ぐらいのお婆ちゃん。電話が通じた瞬間、いつものようにこちらからのアプローチ「あ、こんにちはわたくしは保険の代理店の○○の○○と申します。。。。」相手はすっごく弱弱しいな声で「は~い、こんにちは~私は~~耳が遠いです~分かりません。ちょっと待ってください~玲ちゃんに代わります~」と返事してくれた。
それから、あのお婆ちゃんは電話を切らないまま一生懸命に番号を読みながらボタンを押していた。それは当然通じないわけだとオペレータもログを聞いていた私もよく分かったが、お婆ちゃんが年をとったので、それを分からない。通じたと思ったおばあさんは「も~し~も~し~玲ちゃん?玲ちゃん?」と呼んでいた。
「すみません、私です。先の保険代理店のものです~~」とオペレータが返事したが、おばちゃんが聞こえなかったようで、電話番号をチェックして、もう一回読みながら一生懸命にボタンを押してしまった。こういうふうに3,4回繰り返した。
。。。。。。
10分後、涙が出そうな女子のオペレータがついに言いました。
op 「お婆ちゃん、大丈夫です。ありがとうございました。また改めますね」
おばあさん「申し訳ございません~~玲ちゃんは~電話でないです~何で~でないですかね」
op 「お婆ちゃん、お婆ちゃん、大丈夫ですよ。また電話しますね、ありがとうございました。」
おばあさん「は~い、は~い、申し訳ございません。失礼します~」
ここまで聞いた私も感動された。90歳のおばあさんさえきちんと挨拶できたのに、何で今の若者たちができないのだろう。「失礼します」ぐらいでも言わない若者たちはこのログを聞いたら恥を感じないのだろう。