「光影共鳴~ゆるかわふうの光彫り世界と柴廣義の中国の影絵人形」開催 2024年7月5日(金)~8月4日(日) 日中友好会館は、文化・芸術交流をはじめ、青少年交流、留学生寮や語学学校の運営などの事業を展開する日中両国の民間交流の拠点です。文化活動の一環として1988年に開館した日中友好会館美術館は、中国の伝統工芸や書画、現代アートなどオリジナリティのある企画展を定期的に開催しています。 本展は光彫り作家ゆるかわふう氏と、中国皮(ピー)影(イン)作家柴廣義氏の光と影をテーマにした作品のコラボレーション展覧会です。光と影が織りなす芸術という共通のテーマに基づき、それぞれの作品を同会場で展示します。 ◎開催概要 展覧会名: 『光影共鳴~ゆるかわふうの光彫り世界と柴(チャイ)廣(グァン)義(イー)の中国の影絵人形』 会 期: 2024年7月5日(金)~同年8月4日(日) *27日間 会 場: 日中友好会館美術館(東京都文京区後楽1-5-3) 休 館 日: 毎週月曜日 *7月15日(月・祝)は開館。7月16日(火)閉館 開館時間: 10時~17時 *7月12日、19日、26日、8月2日の金曜は20:00まで 主 催: 公益財団法人日中友好会館 後 援: 中華人民共和国駐日本国大使館、中国文化センター、日中友好議員連盟、 (一社)日中協会、 (一財)日本中国文化交流協会、(一財)日中経済協会、 (公社)日本中国友好協会、日本国際貿易促進協会、(一財)日本アジア共同体文化協力機構 建築用の発泡断熱材を使用した世界初のオリジナル技法「光彫り」を考案。神奈川県湯河原町を拠点に作品を制作。 近年、メディアからも注目が集まる光彫り作家ゆるかわふう氏の作品は、背後からLED照明を透過させた発泡断熱材の表面を、金属ブラシや半田ごてなどで削って凹凸をつくり、その厚みの変化によって光の陰影を生み出す独自の技法で制作されたもので、色鮮やかな光が、深遠で幻想的な雰囲気を醸し出します。
○主な作品紹介 ①「たまゆらの 春のしじまの 夜散歩」 制作年:2018年 サイズ:横450×縦180cm 作者がアトリエにしている元幼稚園の園庭には大きな桜の木が生えています。月の光に照らされて美しく輝く桜を描きました。新緑が芽吹きはじめる春の気配の中、飼い猫と一緒に夜の散歩をしている風景です。 ②「KOSMOS」 制作年:2023年 サイズ:横120×縦90cm 月の光に照らされたコスモス畑に佇む一羽のウサギを描きました。タイトルの「KOSMOS」は古代ギリシア語で調和や秩序を意味し、やがて花や宇宙を表す「COSMOS」になりました。月を表現した作品です。 ③「白虎夜の娘」 制作年:2024年 サイズ:横450×縦180cm 古代中国の神話に端を発し、やがて日本の文化にも取り入れられた五行説や陰陽道。天の四方を司る霊獣「四神」のうち、西の方角を護る白虎を描きました。竹林の中で過ごす母と子の姿を描きました。 皮影戯の舞台美術、人形デザイン、テレビドラマ・広告等の製作を手掛ける。又、中国清時代の皮影戯を現代に蘇らせるべく人形の復元に取組んでいる。国内外の美術展にて多数受賞歴あり。数少ない日本在住の中国皮影(影絵)作家である柴廣義氏の作品は、中国河北省唐山地域の伝統的な技法を守りつつ、精巧で洗練されていて、見る者を魅了してやみません。 中国皮影戯(ピーインシー)とは皮影戯は、中国に伝わる伝統的な影絵人形劇です。中国影絵の歴史は世界で最も古く、今からおよそ1200年前の唐の時代には紙人形の影絵芝居が上演されていました。人形に皮が使われるようになったのは南宋の時代で、この頃から人物のキャラクターもはっきりと打ち出されるようになりました。今では中国全土に分布し、その形態も多様で、それぞれの地方劇と密接な関係を持つ、地方色豊かな皮影戯が各地で上演されています。 ○主な作品紹介 ④鳳儀亭 制作年:2004年 サイズ:横167×縦 84cm 三国志演義の「鳳儀亭布戯貂蝉」のエピソード。 三国時代一の美人貂蝉(ちょうせん。左)、三国時代一の猛将呂布(りょふ。中央)と董卓(とうたく。右)。 連環の計で董卓に献上された貂蝉と呂布が鳳儀亭で密会しているところを、董卓に見つかり、董卓が呂布に戟を投げる場面。 ⑤孫悟空三打白骨精(はっこつせい) 制作年:1993年 サイズ 孫悟空:86× 168cm、 白骨精 86× 168cm ⑥龍降吉祥 制作年:2024年 サイズ:横177 ×縦 86cm 龍は中国では神獣であり、古くは皇帝のシンボルとして扱われてきた。この作品は、作者が牛皮一枚で作ったもので、今年は辰年であることから今年の幸せを祈願して作成されたもの。 ◎関連イベント
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